試験製造担当
小松 寛之
古口総合作業センター
生コン工場
2019年入社
5年前までは実家の農家を継ごうと農業に従事していました。再就職しようと思ったのは、これから子育てでお金がかかっていくなかで安定した収入を得ることが目的です。地元の柿﨑工務所の求人は安定性という面から大いに魅力的でした。募集職種のなかで「生コン工場の試験課の補助」という職種に目が留まりました。「コンクリート技士の資格を取得してもらいます」という説明があり、40歳を過ぎている私にとって資格を取って長く勤められるというのが決め手になりました。
入社当初は、生産された生コンが配送された際に行われる現場試験に同行し、そこから少しずつ仕事を覚えてきました。見るもの聞くもの初めてのものばかりのなか、先輩の指導のおかげでゼロからでも再スタートをきることができました。現在は試験製造課で、生産された生コンが指定通りの強度、硬度をもっているか試験をし、現場試験に行き、さらにコンクリート供試体に詰めて、7日後と28日後に圧縮強度試験を行っています。出荷する生コンすべてにこうした試験が行われていますが、品質管理上、これはとても大切な工程になります。
試験は一通りできるようになりましたが、まだ一人前とはいえません。現場試験では当社だけではなく他社の現場代理人や役所の担当者を相手に話をする機会もありますが、そこで対応しきれないことが時々生じます。経験と知識がまだ足りません。「コンクリート技士」の資格は取得したのですが、今後は日々経験を積んで試験の仕事を完璧にこなせるようになり、ゆくゆくは工場のほかの部門の仕事もできるように守備範囲を広げていきたいと思っています。