施工管理(現場事務)
国分 明菜
工事部
2018年入社
子どもが生まれたあと3年間子育てに専念して、また仕事をしようと思い出会ったのが柿﨑工務所でした。その面接で、当社の女性現場代理人として活躍している梁瀬さんのお話しを聞いて「私もやれるかな」と思い入社を決めました。募集職種は「現場補助員(当時)」で、やれるかな、と思ったのは現場の事務所で書類作成をはじめとする仕事内容について詳しく説明してもらえたからです。以前経験していたのは病院事務やアパレル関係で、土木工事というのはまったく未知の世界で、男性が働く場所というイメージが強かったのですが、現場では女性用のトイレや更衣室などが整備されていることや休日もしっかりとれて残業もほとんどないといったことを聞いて安心しました。また同世代でイキイキと仕事している人から、生の情報を聞くことができたので、私も頑張ってみよう、と思えたのです。
仕事は、現場代理人が国交省に提出する書類作成の補助、書類に添付する工事過程の写真撮影、現場に出ての測量、工事を始める前に建物の正確な位置を出すための丁張りなどを行います。現場事務所では、現場代理人や作業員の皆さんが気軽に話しかけてくれて、困ったときはすぐに相談できるので、すんなり溶け込むことができました。現場事務は、工事現場の事務所が勤務地で、工事が終わるとまた新しい事務所が仕事場になるのですが、この5年間、道路と河川の現場を中心に経験を重ね指示されたことは一通りできるようになってきたつもりです。ただ実際にはわからないことも多く、まだ勉強が必要です。実は私と同時に現場事務として入社した女性が4人いて、梁瀬さん含め女性技術職6人のライングループを作って情報交換したり、相談ごとがあれば投げかけて意見をもらったりしています。その仲間の絆もとても頼もしいものです。
この仕事を始めて、工事現場というものが目に見えて変わっていく姿に関心をもちました。足場しかなかったところに少しずつ構造物ができていく過程ってスゴいな、と思いました。そこに自分が関わり、現場がひとつのチームとして動いていくことにもやりがいを感じます。最近は測量でドローンを飛ばしてICTを活用するケースが増えてきました。重機にそのデータを入れることで土地の角や勾配などがわかるので、効率や正確性がアップします。工事が出来上がった部分の計測にも使用されるのですが、そういう技術の進歩も興味深いです。土木工事の仕事にますます惹かれています(笑)。今、私は大きな目標をもっています。それは二級土木施工管理技士の資格取得へのチャレンジです。同期の女性も一緒に受験しようと、皆で勉強に励んでいます。仕事と家庭を両立し、私のお手本になっている梁瀬さんに少しでも近づけられるように頑張っていきたい。この会社に入ったことで目指したい道を見つけられて、とても幸せだと思っています。