砂防堰堤の現場 Location
3年間の見習い期間がまもなく終了。 目下、施工管理としての志を 再確認中です。

rookie

施工管理

髙橋 良汰

工事部
2021年入社

心に残るインターンシップの際の光景。

子どもの頃から体格に恵まれた私は、地元真室川町の中学から柔道の強い新庄市内の私立高校に進みました。部活に明け暮れる日々でしたが、2年生のときのインターンシップで、地元のゼネコンの現場を見学する機会がありました。仕事や就職について真剣に考えることなどほとんどなかったと思うのですが、ふと遭遇した「U字溝を埋め込む工事の作業員さん」の姿がなぜか心に残りました。「カッコいい」というより「偉いな」という感覚でしょうか。「大変そうだけど、そのおかげで建物ができ上がるんだ」と気付かされた瞬間でした。実はその会社は父が一般作業者として勤務しているところで、普段家庭では見せない父の仕事振りを想像する出来事でした。当社に巡り会ったのは、進学した山形市内の短大のインターンシップの時です。実家から一番近くて、国交省の仕事を受託可能な規模の会社であることから、入社を志願するに至りました。

砂防堰堤の現場

2年半で5つの現場を経験しました。

高校を卒業する頃は作業者になりたいと思っていたのですが、環境エンジニアリング科に進学したこともあって、入社に際しては工事部の技術者、つまり土木の施工管理を目指すことになりました。入社後1カ月ほどは、古口総合作業センターで関連法規等を学び、その後常務の指示のもと舗装工事現場に出向くことになりました。1つ目の現場を7月に終えるとその近くの現場で防雪対策の付属物工事に従事しました。秋口から春先までは秋田県との県境の現場で山を切土・盛土しボックスカルバートを埋設する工事を経験しました。2年目の春からは「新庄金山道路」建設現場に携わり、夏前から砂防堰堤(えんてい)の仕事に就いています。この2年半はさまざまな現場を経験して、先輩施工管理のやり方を見習うという段階にあります。3年目の仕上げとしては、資料作成にトライするとともに「2級土木施工管理技士」の資格を取得することが最終目標となります。

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将来の目標も見えてきました。

砂防堰堤の工事は道路建設のやり方とは勝手が違います。施工管理としては道路も河川も同様に扱えないといけませんし、10年、20年スパンで考えると山形県下では道路建設が一定の着地を迎えることから、相対的には河川の需要が高まると見ています。幸運なことに現在赴いている現場のリーダーは砂防堰堤工事のエキスパートの方なので、この好機にそのノウハウをしっかり学びたいと思っています。やりがいという点では、見習い期間ということもあり、途中で入って途中で抜けることが多く、実感は正直まだ薄いです。ただ2つめの現場は、最初から入って一冬を越して完成に漕ぎ着けたので、達成感は一塩のものがありました。父にはそんな話をしては作業者目線からのアドバイスをもらったりしています。「こうなりたい」という先輩像も見えてきました。その方は書類作成や交渉業務で忙しいのにもかかわらず毎日現場に来て、作業員さんへの気配り然り、若手の未熟な技術屋にも目をかけてくださる方です。技術力はもちろんですが、現場を大切にし、後輩から慕ってもらえる、そんな施工管理を目指したいと思います。

砂防堰堤の現場

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