施設管理者
松田 信
工事部
村山プラント 技師
2016年入社
私は当社のグループ会社などを経て8年前に入社しました。それまで道路の舗装工事に長く携わっていたこともあり、村山プラントでの勤務となり、3年ほど前から責任者を務めています。村山プラントでは、アスファルトプラントとリサイクルプラントの2工場を併設しています。アスファルトプラントは道路などの舗装工事に用いられるアスファルト混合物を製造するもので、粗骨材と細骨材、石粉、アスファルトといった原料を加熱乾燥させ粒度ごとにふるいわけて配合通りに計量し、練り混ぜて生産します。リサイクル工場では現場で発生したコンクリート塊やアスファルト塊を受け入れて、再生クラッシャー、再生骨材にリサイクルし土木現場の舗装工事やアスファルト混合物の原料として利用しており、循環型社会にふさわしい工場になっています。
当プラントは、当社をはじめグループ企業が使用するアスファルト混合物を生産しています。生産能力は1時間に60トンで、年間では最大3万トンの出荷量になります。現場で求められるアスファルト混合物には種類がありますが、操作室でコンピュータ制御によって運転、管理しています。品質管理については、アスファルト混合物は事前審査制度になっていて、官・学・民から構成される第三者機関の審査を年2回受け、いわゆるJIS認定を受ければ工事ごとの試験を省力できることになっています。当プラントでは15種類のアスファルト混合物についての認定を受けており、公共工事のニーズに対応できる品質を維持しています。また当プラントとしても合材試験室を有しており主に私が、荷重に対する安定性や固さ、粒度の検査などの品質検査を行っています。
私が当プラントの責任者になってから取り組んできたことは、生産管理、品質管理はもちろんですが、社員の働きやすさの向上です。当プラントなりの働き方改革といったところです(笑)。社員がプラントオペレーター、ホイールローダーを操作しての骨材補給、出荷など仕事の幅を広げるようにしたことで、休暇もとりやすくなりました。昨年も若い社員が入ってきたのですが、できるだけ複数の部署をこなせるような育成をしています。現状で人員的には不足はないのですが、業務の引き継ぎを考えると今のうちに強化しておきたいところです。当社は現在の社長の代になって特に若い人の感覚、目線から新しい制度や行事などが増えていて、全体として若返りが進んでいると感じています。若い人が仕事のしやすい環境になっていると思うので、経験にとらわれずに興味をもった方はぜひ飛び込んできてほしいです。