施工管理
藤原 泰典
工事部 主任技士
1999年入社
昨年、社内に新しく「組織力向上プロジェクト」が発足しました。各部署を代表するかたちで集まった10数人の社員で構成され、私はそのリーダーを拝命しています。これは社長肝いりのプロジェクトでもあり、文字通り、会社そしてそれぞれの部署について見直して、強みや弱み、問題点や改善点などを洗い出して、意見を交わしていくものです。定期ミーティングを重ねるなかでまずはユニフォームの刷新が具体化されていますが、今後、このプロジェクトを通して職場環境や待遇面などで新しい制度、ルールが生まれたり、設備が導入されたりといった成果につながっていくことが期待されます。当初は遠慮もありましたが、最近は意見も活発に出るようになっています。組織横断的に若い社員が中心になっている点が特徴で「みんなでもっと良い会社にしていく」ためにさまざまなことを発信していきたいです。またプロジェクトメンバーについては今後、定期的に入れ替えも予定しています。当事者意識をもった社員が増えることで、会社のことをみんなで考える「うねり」のようなものを生んでいければと思っています。
私は地元の高校を卒業して入社し、社歴は20数年になります。20代の半ば、当社が大きく事業拡大していったなかで私もがむしゃらに仕事を覚えてきました。先輩たちは職人気質で厳しく指導されましたが、面倒見の良い人間味ある人が多かったです。結婚を機に、早く一人前になりたくて一級土木施工管理技士の資格を取得し、道路、河川、砂防ととにかく現場の数をこなしてきました。40歳を過ぎた今は、自分の現場を持ちながら後輩の指導にもあたっています。私が若かった当時と比べて社員の育て方も変わっているように、働き方、職場環境も時代に即して変わってきました。組織力向上プロジェクトも会社のそうした思いを具現化した一つです。事業規模にふさわしい洗練された組織立った会社の在り方を考え、つくっていくものです。
私が考える理想は「みんなが主役になれる会社」です。当社にはさまざまな職種がありますが、一人ひとりがその役割を全うしているからこそ仕事が動き、会社は回っています。そういう認識をみんながもつと、当社はもっともっと素晴らしい会社になると思います。このプロジェクトがそのきっかけになっていけるようリーダーとしての責任を果たしたいと思います。